★日本の職人技★ 明治39年[東京近県図(傷み)]関東甲信駿遠/鉄道網未発達/旧郡町村 関東

如山堂書店より発行された1枚物地図です。
副題として「新測富士見十三州図」と記されています。
掲載範囲は関東地方一府六県のほか静岡県、山梨県、長野県となっています（新潟県は掲載範囲外）。
縦54.6cm×横79.1cmあります（折り畳まれています）。
縮尺は60万分の1です。
当時の鉄道網はまだ未開業区間が非常に多くなっています。いかに主要幹線を除いて鉄道網が整備されていなかったかがわかるとても興味深い資料です。
このほか、現在は消滅した郡名もみられます。
小縮尺の地図のため、全市町村名の記載はありませんが現在は消滅した旧町村名も散見されます。
東京中心部においても東京駅は未開業で新橋駅発着となっています。
また、甲信方面への始発駅は飯田町駅となっています。
上記のように山手線の環状運転はおろか、「の」の字運転も始まっていません。
広域地図のため詳細度は高くありませんが百数年前における関東地方の輪郭が把握出来ることと思います。
【商品の状態】
折り畳み部分を中心にすれによる大きな穴や虫食いの穴、破れなどが多くみられます。
これらが印刷部分にかかっており、読み取れない箇所及び読み取りづらい箇所が多くみられます。
このほかにも虫食いの穴や破れ、剥がしあと、折れ、焼け、汚れ、折りしわ、すれ、書き込み、めくれなど全体的にかなりへたっています。
また、発行当時に装着されていたと思われるカバー類（タトウ等）は現品にはありません。
上記内容のように傷みやへたりが多くみられ、かなりへたっています。
上記内容にてご活用いただける方にご入札いただきたいと思います。

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