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少し豊富な贈り物 HGUC1/144 ジムスパルタン　スレッガー機(全塗装完成品) 完成品

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商品の詳細

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HGUCジムスパルタンです

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スレッガー関係のエンブレム類も自作品

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銃器持ち手は左手用のものもあります

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武装にハンドガンを追加

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ホルダー内のヒートナイフは灼熱状態で塗装

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予備弾倉用の携行ラッチを腰背面に装着可能

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メイン武装「ミニガン」はガトリング砲です

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サーベルは腕部固定型にもできます

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足の裏がみえる画像

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出品内容一式です

製品：バンダイ HGUCシリーズ
サイズ： 1/144スケール
使用頻度：2024.02/10完成

備考：プレミアムバンダイ限定キット武装にハンドガンの追加あり

ジムスパルタンです。ミリタリー色の伏線が色濃いジムスナイパー2の兄弟機。全身に追加装甲、頭部スモークディスチャージャー、胸部左の上に投光器、コンパク化されたシールド、ランドセル上部にはミノフスキー粒子散布装置を装備等、陸軍兵的な装備を思わせる趣向をこらされています。

作るに際しては難点となる部分も全然なく好キットと呼べます。ただ外観は全身がダークグリーンで暗く、トリコロール感など皆無。近年このMSの登場作品ではろくでもないヤツが乗ってるうえに真っ暗な色の機体ばかりなので機体の希少性に比べてイメージも悪いです。せっかくカッコはいいのに純正カラーをなぞっていては造形外観をわかりやすく引き立てるのは無理っぽいなと考えまして、スレッガーの機体だという伏線でパーソナルカラーをあてはめて作成しました。

武装レパートリーには遮蔽物越しの遭遇戦や近接射撃をおこなう戦闘スタイルを考察しハンドガンも追加。

ククルスドアン版のスレッガージムを出品した際に新規に作成したスレッガー専用エンブレムやホワイトベース用の搭載艦コード等も盛り込んでいます。

キット構成への工作点

頭頂メインカメラのトサカ形状両脇を彫り直し。スミ入れ塗料を定着させやすくするための常套工作。マスターグレード級の大きいサイズのガンプラ類では別パーツ化されているので適度に見栄えがよくなりますが、そういった仕上がりに近づけようという工夫です。

顔面の額をガードしている装甲(グリーン部)の両脇にドリル工作による二連開口。

メイン武装のガトリング銃器「ミニガン」のターゲットレンズ部にHアイズ(クリアーレンズ)を装着。色は蛍光イエローグリーン。
武装にハンドガンを追加導入。 30MMの武装オプション製品から使用。モデル形状はデザートイーグルに酷似したもの。30MMゆえに3mm径角形グリップなので銃器持ち手よりはサーベル握り手のほうが安定して保持できます。

武装のヒート・ナイフをスリム化。この短剣はランドセル側面に装着された鞘に納刀される実体剣で、この製品でも実際にそのままブレード部を鞘に収納できます。が、塗装完成したガンプラでは塗料の被膜だけでも収納クリアランスが危険域に達し引っかき傷まみれになること請け合いなので、いわゆる「すり合わせ工作」としてブレード部と鞘の開口部を削り込んであります。

また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました（彩り追加の工作）。

全体の基本的な製作は各部接着を経ての合わせ目処理＆パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装（つや消しコート含む）。ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はグレーまたはブラウン系を使用しています。スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンはククルスドアン版のスレッガージムを模範としたブルーグリーン/ホワイトのツートーンスタイルへ全面的に変更。指定色・ランナー成形色では「08小隊」の陸戦ジムスナイパーみたいな全身ダークグリーンで暗すぎなので、専用造形満載のこの機体のスタイルをとらえづらく、もっと見栄えのする外観やパイロットのネームバリューを持たせようという思惑からこのカラーリングにしました。

ククルスドアン版の公式設定カラーに比してホワイト部をもうひと段階ほど明るめにしています。首周りなどで更に明るいホワイトをしている等もそのまま継承。レッド部はコクピットハッチ(引用)、バーニアまわり。腰の右サイドにあるジェガンのような三連グレネード弾頭もレッド化。ジェガンと違って弾頭が別パーツ化されていないので緻密なマスキングを要求される苦行です。

私の作例でお約束になっている配色変更アレンジ(ブラック面の追加)などもあり。

肩アーマーの上面/前腕部前面/ヒザ装甲サイド

グリーン部の追加を頭部耳まわり/股間ブロック/スネ部など。

銃器類は機関部・銃身・外装とでツートーン化するなど配色細分化。

カメラアイは蛍光イエローグリーン、胸部排熱ダクトや足裏のツメ部はスターブライトプラスでゴールド仕上げ。

フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色グリーンを混ぜての緑色寄りのガンメタル。ヒジ関節のインナーフレームやランドセル上部から突き出るミノフスキー粒子散布ポッドはパールゴールド。これらメタル系は外装部と違いクリアー表現です。

以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)

ホワイト部ホワイト90% ミディアムブルー10% シャドー部にはミディアムブルーでさらに暗くしたものを使用

ブルーグリーン部ビリジアングリーン70% ウルトラブルー30% シャドー部にはブラックで暗くしたものを使用

レッド部スカーレット70% ブライトレッド30%

イエロー部(顔) オレンジイエロー70% ホワイト30%

ブラック部ブラック70% ホワイト30%

関節などのガンメタル部シルバー60% 純色グリーン20% ブラック20%

ゴールド部スターブライトプラス100%

ビームサーベル発生部ホワイト100%→全体蛍光ピンク100%→先端蛍光ブルーを混ぜて暗くのグラデーションパターン(塗装した順でもあります)

細部に使用した市販品デカールは主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。ホワイトの面へはグレーもしくはレッドとのツートーンの書体で、ブルーグリーンやブラック等の濃い発色の面へはホワイトの書体でおこなっています。

ピン打ちリベット工作をおこなった0.6mm開口部にはハイキューパーツ製NCデカールを使用。書体表記と貼り付け面積が極小すぎて使用が困難なほどに精密な絶版品デカールです。

足首つま先のシルバーラインはハイキューパーツ製のラインデカール。

そのほか一部でクラウドデカールも導入して細部表記に使用してあります。

自作品の水転写デカールも数種を使用。クリアデカールにレーザープリンターで印刷したもので水ににじむ心配なく使用できるものです。定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するスーパーハードタイプ)を使用。

1. 地球連邦軍「E.F.S.F」(グリーン)表記。汎用性がこのうえなく高いので独自にテキストからデータを描きだして加工・編集し自作したもの。使用箇所は右肩前面/腰フロントアーマー左側/右大腿部

2.スレッガーパーソナルエンブレム「S」。イニシャルの「S(イエロー)」の中央で縦に赤い剣を重ねたデザインのククルスドアン版の専用エンブレム。プレミアムバンダイ限定キットのククルスドアン版スレッガージムに付属する水転写デカールを原画として、データ化したうえで解像度をあげ発色や各部の粗を修正したもの。製品版のデカールは黄土色かグレーのような色であまりキレイにみえないので(しかもひとつしかないので貼り損ねるとアウト)、わかりやすい発色とサイズに編集しなおしました。使用箇所は左肩シールド/右ヒザ

3.機体形式「RGM-79S」(グリーン/ブラックのツートーン)。表記は公式資料から。使用箇所は左肩シールド上部/両足首側面

4.ナンバー「77」。ククルスドアン版のスレッガー機にもある表記。プレミアムバンダイ限定キットの附属デカールではグレーの書体ですがこの作例ではデザインはそのままにグリーン系グラデーションの書体カラーに変更。使用箇所は左肩前面/左ヒザ

5.搭載艦コード表記「RX-79 WB 113」。ククルスドアン版のガンキャノン(カイ/ハヤト機)に使用されているデザインをもとに、機体形式をジムに変更・コードナンバーを104・109とは別物にデザインしなおしたものです。劇中機のスレッガージムにこれが使用されているわけではなく、ホワイトベースへの配備順としてガンダム102、ガンキャノン104・109としているのでさらに後発で搭載された機体として他意の無い数字をあてたものです。1stガンダム劇場版では三機めのガンキャノン、オリジンでもセイラさんのジムなどが配備されたりするので、今回のように創作機体の作例をつくるのに活用できるよう何パターンか用意したナンバリングデカールの自作品です。使用箇所は左肩シールド/右大腿部前面

6.ナスカ地上絵ハミングバード原型は市販品デカールに含まれていたものですがあまりに破れやすくて使いづらい製品だったので独自にテキスト表記などをリデザインして自作デカール化し使い勝手を改善したものです。使用箇所は腰フロントアーマー右側。

7.アナハイムエレクトロニクス「AE(グリーン)」。連邦軍MSにまんべんなく使用可能なので独自にカラーとサイズにバリエーションを用意したもの。使用箇所は右前腕内側/両脚スネの側面

8.大腿部の細部表記(ブラック)。私のデカール使用パターンではお約束になっている、左右いずれかの大腿部前面に使用する文字密度の高いデカール部を、完全に新規で描き起こしたもの。いままでは市販品のそういったデザインを使用してきましたが長年同じものを使用してきて飽きたので先日これも完全自作で描き起こしました。この作例での使用箇所は左の大腿部前面。

9.脚部のダンパーシステムの細部表記(ブラック)。私のデカール使用パターンでお約束になっている両脚のスネの左右非対称図柄、その右脚側前面に使用している黒い四角っぽいデザインの図柄です。

10.関節可動部警告表記BEWARE・CAUTION、腕部の武装ラッチ、ヒザの先端打突部警告表記など諸々のお約束デザイン(歴代の自作デカールの累計)。製品版には無いデザインやカラーを使うため、前述したエンブレムのようなシンボル的なものだけでなく関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。

機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。色はゴールドメッキとシルバーメッキ。サイズは1.5mmと2mm。装着する箇所の配色別でゴールドとシルバーの使用選択をおこなっています。

ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています

機体本体以外の付属品は

ミニガン名称に似つかわしくないガトリング式カービン銃。弾倉はカートリッジ式で上部に装着するほか銃身右側面にも専用ホルダーにひとつ装着可能。上部をつかいきり排出した際に側面のものが上部に移動する機構まで再現されています。長いフォアグリップが可動するほかガトリング砲の銃身も回転、さらにターゲットレンズ部も左右両側までスイング可動が可能。このサイズで複雑な機構を多数組み込んだ構造をしているのでつくりはやや繊細です。

ハンドガン(追加品) 30MMの外部オプション製品から導入したデザートイーグル的のモデル。ジムスパルタンが本来、陸戦において対ゲリラ戦用の使い方をされる意図があるようなので突発的な遭遇・接近戦でも即座に発砲可能な銃器類が適していると推察しこういったものを導入(バトルオペレーションCodeFairyでもブラックドッグ隊が同種の装備を使用していたり)。保持には30MM規格の装備なのでサーベル握り手が適しています。

ヒート・ナイフランドセル側面で装着携行している武器。鞘から実体剣として抜刀できます。かつてスパルタンが資料として世に出てきた当初は「コンバットナイフ」とか呼ばれていたのにいつからかエヴァのプログナイフのような振動剣の「パルスナイフ」ともされ、昨今CodeFairyでヒートナイフとされている変遷をたどってきた武装。なので最新資料にあわせ刀身をヒートホークのように灼熱状態グラデ塗装に仕上げてあります(※画像5)
ビームサーベル×2 グリップも×2あり、携行するには肩の上面あるいは前腕に装着ラッチを取り付けます。サーベルとしては手で保持するほかにも前腕に固定したまま発生させるジムスナイパーカスタムのような使い方もあるようです(※画像1&8)

WAMM×2 有線式対MSミサイル。画像では右肩の上に装備しているビームサーベルと見間違えかねない装備にあたります。ミノフスキー粒子散布下でも使用可能な誘導ミサイル兵器。装着箇所はビームサーベルの装着箇所とシェアして選択できます。

手首バリエーションは純正手首銃器持ち手(左右)/サーベル持ち手兼握り拳(左右)/平手(左) 全合計５つになります

ミニガン予備マグ携行ラッチ(左右) 腰リアアーマーに使用します(※画像6)

ホイルシール(未使用)

マーキングシール(未使用)

組立説明書

以上です。

文献資料としては昔から存在していたモビルスーツですが近年具体的に映像化されたことで情報が整い造形化されたマイナー機体です。あまり知名度は高くないですがジムなのに重装甲で(爆発反応装甲ってマジか)精悍なシルエット。作り勝手も良好なのでカラーバリエーションでエース機創作などのやり甲斐がありますね。いずれまた何体か手掛けてみたいキットです。

真っ暗な色のジムスパルタンに辟易していた方々にこそどうぞ。